Snow Leopardでデフラグ
デフラグがなにげに好きだ。
以前のMacintoshでは、ファイルの更新が非常に多かったことと今と比べてハードディスクの容量が極めて小さい(数十MB)上に遅かったためSpeedDiskが必須ツールとなっていた。
当時はパーティションをSystem、Application、Dataの3つに分割して更新の激しいDataは毎週実行し、Systemは月に一度程度、Applicationはほとんどしていなかった。
今自宅で使用しているWindowsはRAIDを組んでいるためデフラグの意味そのものが無いし、会社のPCはデータが全てサーバ側に格納されているのでフラグメンテーションがほとんど発生しなくて、デフラグを実行する機会が無くて少しつまらなかった。
Macでは動画を中心に作業しているためファイルサイズが大きく、Delayed AllocationもAHFCも効果が無い。ましてはMacBookは5400rpmの2.5インチだ。
ということで、久しぶりのデフラグを行うことにした。
Appleが一般的な利用ではデフラグは不要とアピールしているせいか、デフラグソフトはそれほど多く無い。さらにはSnow Leopardへの対応も追いついていない製品がある。
Drive GeniusとiDefragのどちらかになったが、ここはデフラグ機能に特化した分だけオプションも豊富な iDefragを選択した。$29.95と値段も安い。
iDefragを起動してドライブを選択すると解析が始まる。
統計画面には断片化率というものが表示されている。全体のファイル数のうち断片化されているファイルの比率が表示されているのだが、ここだけを観ていると1%程度と断片化しているファイル数そのものは多くないことが分かる。それは20MB以下の小さいファイルが大半をしめていて、Delayed Allocationが活きているからだろう。
今回デフラグをした方が良いかも…と考えているのはDelayed Allocationの対象外のファイル、つまり1%のファイルなのだ。このHDDに格納されている全ファイル数の中の数としては1%のファイルが容量としてはHDDの50%近くを占有しているからである。
基本的に「幾つのファイルが断片化しているか」ではなく、「HDDのどれぐらいの領域で断片化しているか」をデフラグの要否を判断する基準としている。
案の定ファイルサイズが大きいものは断片化が1,500以上とかなっている。1,000以上断片化されているファイルも30ファイルぐらいある(100以上断片化されているファイルとなると数百ファイルになってしまっている)ので、これらの断片化が綺麗に解消されるかもと思うと楽しくなってくる。
メタデータとかシステムファイルの解消はまだ必要無いと判断してオンラインで断片化を実行すると、赤の断片化領域がどんどん減っていく!これがデフラグの楽しさだ。
デフラグ終了後の感覚としては、動画ファイルを読み込み・編集している時にたまに発生していた引っかかるような感じが無くなったし、Waitカーソルの出現頻度が減った。
とりあえず、満足。
このiDefrag、国内ではNetJapanが代理店となっている。本国ではすでに9月末でSnow Leopard ReadyなのにNetJapanでは「未だ開発元で開発中で完成次第お知らせ」となっている(最終更新が10月16日)。
Windows7のリリースを商機ととらえて活発に営業活動しているのに比べると、Macの世界はのんびりと時間が過ぎている。
iDefrag - Coriolis Sysems
iDefrag 3(シングルライセンス)
iDefrag ダウンロード販売
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