Pogoplug日本発売
Pogoplugの国内発売が決定した。
とりあえずPogoplugを使っていて気がついた仕様を記述。
- IPアドレスなどのネットワーク設定は無い。貴補的にDHCPでアドレス等を設定するので、LAN内でDHCPサーバが必要(通常ならばルータでOK)。
- インターネットとの通信はUDPの4365を使用するために当該UDPを開けておく必要がある(通常のルータ製品のセキュリティならば開いていると思う)。
- デフォルトでは通信は暗号化されていないが、設定で暗号化が可能。ただしレスポンスは低下。
- LANインタフェースはGigabit。LAN内であればサーバを経由せずに直接通信する。ただしサーバ経由で認証は行われるので、SMBやAFPのインタフェースで開くことは原則出来ない(Pogoplug Drive経由のみ)。
- PogoplugのサイトやWebインタフェースは日本語化されているが、ローカルドライブとして使用するためのアプリケーションは日本語化されていない(バージョン2.5.5)。
- MacOSのTimeMachine先としては使用できない(アプリケーションでディスクのように見せかけているので、ローレベルのHDDとしては認識されない。当然ディスクユーティリティなどにも表示されない)。
- iTunesのライブラリを置くことは出来るが、iTunes自体の仕組みでLibraryファイルの書き込みが頻発する。特にライブラリサイズが大きい場合はレスポンスが悪くなる。安定した回線が必要(これはローカルドライブにライブラリを置くことが前提となっているiTunesの作りの問題で、他のNASでも同様だろう。なにしろ自社のAirMac ExtremeでさえiTunesライブラリを格納出来るとは一言も書いていないのだから)。
- HFS+とFAT32それぞれでフォーマットされたディスクを2個接続しているが、フォーマットの違いによるI/Oの差は気にならない(このように接続するドライブのフォーマットは混在が可)。
- サポートしているフォーマットは、HFS+、NTFS、FAT32、ext2、ext3。exFATは対応していない。FAT16は対応しているようだが、最近のディスク容量ではそもそも使う意味がほとんどない。
- 同一LAN内に複数のPogoplugを設置することが出来そう(やったことはないが、追加画面はある)。
- USBポートは電源が供給されているのでポータブルHDDならばつなぐだけで使用出来る。
- ファームウェアは配信による更新のため、自分で更新することは不可
基本的には深く考えて使うものではなく、手軽に使う製品。ただし、OpenPogoなどに入れ替えて遊ぶことが出来る(要Linuxスキル)。
24時間のサポートデスクが開設されるようだが、そもそも通常ならばサポートなど必要ない。
英語版に挿入されている手順書には、
1.LANケーブルを挿す。
2.電源を入れる。
3.USBディスクをつなぐ。
4.Pogoplug.comにWebブラウザからアクセスしてアクティベート(メールアドレスとパスワードを登録)。
本当にこれだけしか書いていない。
Pogoplugのサイトでアクティベートを使用とすると、上記の手順が図入りで入っている。
前面のLEDは、正常に動作していれば緑。オレンジの場合は異常(大抵の場合は、DHCPでアドレスが取得出来ていないか、ネットワークケーブルの接続が不安定の場合だろう)。
LEDが緑に点灯していないとアクティベートが出来ない。
付属品(英語版)は本体・電源ケーブル、LANケーブル(1m程度)、上記手順を書いた1枚紙、これだけ。
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