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2011年3月24日 (木)

MacBookとピークシフト

電力不足による計画停電を避けるために、ピーク時間帯の電力消費量を抑える方法のひとつとして、パソコンではピークシフトという考え方がある。
これはノートパソコンなどバッテリで駆動可能なパソコンで簡単に言えば以下の処理を行うものだ。

1.電力消費量がピークを迎える時間帯になったらAC電源を切りバッテリで駆動する。
2.バッテリが枯渇したらAC電源はノートパソコンを動かすだけの電力を供給する(バッテリへの充電は行わない)。
3.夜間帯の消費量が少ない時間帯にバッテリに充電する。
これにより、ピーク時間帯でのAC電源使用量を減らそうという考え方だ(電力は使っているので省電力にはならない、ただ使う時間帯をずらすだけ)。

ThinkPad(残念ながら所有しているX31-古い機種だが未だに現役で使えている-には搭載されていない)や東芝製の一部のノートパソコンはこの機能を備えているらしい。
1.と3.はAC電源を抜いたり挿したりすることでも出来るが、2.だけはBIOSレベルで対応していなければならないので全部の機種で出来るというわけではないようだ。

MacBookはこのピークシフトという機能を備えていない(と思う)。

それでも2.以外の方法を確実に行う方法としてプログラム可能な電源タップを使う方法がある。
例えばピーク時間帯(冬場であれば17時~19時の暖房が最大とされる時間帯、夏場ならば14時~16時の冷房が最大とされる時間帯)に、AC電源の供給を止めればいい。
そうすれば自動的にバッテリ駆動になる。

問題はやはり2.だ。
MacBookはピークシフト機能を持っていないのでAC電源を通電させれば消費したバッテリの再充電が自動的に始まってしまう。
思いつく方法は2つ。
1つは予備のバッテリに交換すること。
もう1つはバッテリが切れた時点で作業を止めること。
どちらも人の手に影響が出てきてしまい、あまりスマートなやり方とは言えない。
冬場の夕方であれば通常の業務時間を考えるとバッテリが枯渇する時間が終業時間帯になるから、その時点で仕事を終わりという運用が出来るかもしれない。が、夏場はそれが出来ない。MacBook Airならば重たい処理以外の作業であればある程度はバッテリで凌げるだろうが、その代わりバッテリの交換が出来ないのでバッテリが枯渇した時点で強制終了となる。

3.については夜間帯(1時や2時以降)にAC電源を通電するようにプログラムしておけば翌朝には充電が終わっているだろう。

今回の電源不足については、利用者が我を通せば自分を含めて全体が被害を受けるという事態なだけに、自分自身の仕事を守るためにも出来る工夫をしていく必要がある。

とりあえずAmazonでプログラム可能なタップを購入してみた。届いたら色々試してみるつもり。

 

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