Xi スマートフォン向けプランとiPhone 4S SIMアンロック
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SIMフリー端末をDoCoMoのXiスマートフォン向けのプランで使う方法を整理(2011/11/25時点)。
1.キャリアアンロックとファクトリーアンロック
キャリアアンロックとははAT&Tなどのキャリアから購入したアンロック端末(日本ではSIMフリーと言われることが多い)のこと。キャリアアンロック端末は販売しているキャリアのSIMでなければアクティベーションが出来ない場合がある。
アップルストアから直接購入したもはファクトリーアンロックで、対応さえしていればどのキャリアのSIMでもアクティベーションが出来る。
型番ではキャリアアンロックかファクトリーアンロックかは分からないのでファクトリーアンロック端末を入手するためには、海外のアップルストアで直接購入するのが最善策。輸入業者やオークションから購入する際はキャリアアンロックを購入しないように要注意。
オークションや輸入業者経由で購入した際に封が切ってあってアクティベーション済みの状態だと、キャリアアンロックの端末の可能性もある(動作確認のためかもしれないが)。すでにアクティベーション済みなのでドコモのSIMを挿しても使用出来るが、復元等で再アクティベーションを行おうとするとアクティベーションが出来ないという状況になる(6ヶ月経てば出来るようになるが、その間はただの文鎮と化す)。
2.ドコモショップでSIMを入手
ドコモショップへ行って新規にSIMカードのみを購入(または既存の契約から変更)を行う。
「Xiのスマートフォン用でパケホーダイフラットをマイクロSIMで」とだけ言えばよい。(ただしショップや担当者によっては端末の確認を要求されるケースもある)
このとき基本料金は2年しばりの780円としばりのない1,560円があるので今後のことを考えて判断(どっちを選んでもデータ通信の料金は同じ)。ただし12ヶ月未満で解約する以外は2年しばりで契約しておいて、使わなくなればパケホーダイフラットを解約してタイプXiにねんの基本使用料で24ヶ月を迎える方が安く済む。
注意点は以下のとおり。
・FOMAのデータ定額プランからXiスマートフォンへの契約変更は不可。
・電話番号は提示された3つから選ぶが、300円で下4桁を指定可能(ただし指定した下4桁に空き番号が無い場合も300円は取られる)
・契約にあたっては免許証等の身分証明が必要。
・マイクロSIMはドコモではminiUIMカードと契約申込書には記載される(MicroSIM自体はFOMAもXiも共通)。
・プロバイダによってはXi定額用のアクセスポイント(APN)を用意しているところもあるが、無い場合はmoperaUスタンダードプラン(公衆無線LANオプションは無料で付けることが出来る)の契約が必要。
一般的な契約例は
・タイプXi にねん
・Xiパケホーダイ フラット
・moperaUスタンダードプラン
の3つを契約すればその日から使える。
これにXiカケホーダイ(700円)を追加すると通話相手がmova・FOMA・Xiのいずれでも通話料が無料となる。
留守番電話サービスは有償(315円)だが、iPhone4Sの場合は留守番電話ボタンを押しても使えないので、1417などの留守番サービス用の番号でかける必要がある。
※カケホーダイや留守番電話サービスなどは後からオンライン(MyDocomo等)で追加することも出来る。
FOMAの定額データ通信でスタンダード割を適用している場合は2年未満に解約すると解約料が発生してしまう。定額データプラン スタンダードバリューの場合は使わなければスタンダード割と併せて月額1,000円となり、どの時点で解約するよりも使わずに寝かせておいた方が安くなる。
3.アクティベーション
iPhone4Sに入手したmicroSIMを挿入し、電源を入れる。
日本語を選択し後はウィザードに従って設定していくが通信回線経由(ドコモ経由)でアクティベーションは出来ないので、Wi-Fi(経由でインターネット)に接続するかiTunes(iTunesが動いているMac・Windowsがネットワークに繋がっている必要がある)でアクティベーションを行う。
4.APNの設定を行う
APNの欄にはmopera.netを設定する。
(設定 - 一般 - ネットワーク - モバイルデータ回線ネットワーク)
mopera.flat.foma.ne.jpはFOMAパケホーダイ契約のAPNで、Xi契約の場合はiPhone4SのようにFOMA回線を使用して接続する場合でもmopera.netを設定(ドコモの新規契約の「「Xi」(クロッシィ)契約でFOMA端末のご利用」を参照(FOMA音声回線から変更した場合は変更日のみ前契約が残っているのでmopera.flat.foma.ne.jpでも接続出来るが、Xi契約のみとなる翌日からは接続できない)。
APNが間違っている(mopera.flat.foma.ne.jp等)とデータ通信機能を起動できない旨のメッセージが表示される。
MMSは設定不要(使用出来ない)。
その下のインターネット共有にもmopera.netを設定することでテザリング(インターネット共有)が使用出来るようになる。その場合のSSDは端末名でステルス不可のため、「○○のiPhone」とかいう端末名だと名前を周囲にばらまくことになるので注意。
端末名はiTunesや設定 - 一般 - 情報で変更することが出来る。
テザリングは11gで172.x.x.xのクラスBのアドレスが使用される。テザリングが可能なのは3G回線接続しているときのみでWiFi接続の状態でテザリングは出来ない。
ショートカット(prefs:root=INTERNET_TETHERING )をデスクトップに作成して設定画面を呼び出せるようにしておくと便利(キャプチャーのアイコンは2009のWWDCで使われていたものだからケーブルがある)。
ショートカットをタップすると
公衆無線LANを契約している場合は接続した際にmoperaの初期設定http://start.mopera.net/にアクセスしてIDとパスワードを確認(変更)しておくこと。
その他使用に関する注意としては使う予定が無い限りはFacetimeをオフにしておくこと。電源投入等でFacetimeのオフオンの際に国際SMSの料金が100円単位で課金される。
なおキャリア名に「JP DOCOMO」と「NTT DOCOMO」の2種類が表示される場合があるがどちらでも気にする必要はない。
これは別にiPhone4Sに特有の話ではなく、例えばPWR-100のように複数キャリアを選択出来る端末ではJP DOCOMOだったりNTT DOCOMOだったりが表示されている。たまたまドコモで接続することが前提である通常の携帯やドコモが販売しているスマートフォン等では表示しないようにしているだけ。
MyDocomo(http://www.mydocomo.com/)にアクセスすると料金や使用しているパケット量(ほぼリアルタイム)を確認することが出来る。定額制が適用されているか不安な場合はここで確認すると良い。
ログインに際してdocomo IDが必要となるがオンラインで取得出来る。その際にdocomo回線経由でアクセスしている必要がある(WiFi経由等では取得出来ない)。一度docomo IDを取得してしまえば以降は家の回線経由等でも確認出来る。
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