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2012年1月24日 (火)

MacをVPN経由でスリープから復帰させる




(前回からのつづき)

Mac以外にもWindowsに接続するためのRDP(Windows側ではシステムのプロパティ-リモートからリモートデスクトップを受け付けるように設定済み)を設定した。

Vpn04


Windowsパソコンは通常は電源を落としているので、Magic Packet送出コマンドを実行することでWake on LAN(WOL)起動させることにする。RT57iはTelnetでログインしコマンドを入力することでMagicPacketを送出することが出来るし、WR8700Nは事前にMACアドレスを登録しておくことでWebからMagicPacketを送出することが出来る。

一方、MacのWOLはスリープ状態からの復帰に限られており、電源断状態から起動させることは出来ない。
有線でLANに接続している場合には問題無いのだが、WiFiで接続しているMacBook Proはスリープ直後はMagicPacket受信で復帰させることが出来ても、一定時間後(10分程度)には復帰出来なくなる。
ただしOSが10.6以降でWiFIの親機がTimeCapsuleかAirMacベースステーションの場合はBonjour Sleep Proxy経由で復帰が可能になるらしい(Wake on Demand)。

現在は無線LANの親機としてNECのAtermWR8700NをAPモードで運用しているので、上記の条件(ベースステーションor TimeCapsule)に当てはまらずWake on Demandを利用したスリープからの復帰は出来ない。

仕様をNECに確認したところ、相手がスリープであっても接続したMACアドレス情報は保持している(ecoモードを除く)のでMagicPacketもWiFiから正常に送出しているとのことだった。
にも関わらずスリープから復帰しないということは、MacBook Pro側が一定時間経過後にWiFiの受信を停止していることになる。Wake on Demandでは起動できることから、Wake on Demandを使用している場合のみスリープ時にもWiFiの受信が可能な状態を保持するようにOSが制御しているのかもしれない。

Bonjour Sleep Proxyを起動することが出来ればWiFiがオンの状態を維持できるかもしれない、と考えてmDNSResponderの設定にUseLocalSleepProxyを設定してMac側で強制的にサービスを起動状態にしてみようとしたが、これも失敗(もしかするとLionでは出来るかもしれない)。

結局、最後の手段としてMZK-MF300N2をコンバーターモード(無線LAN子機)にしてこれをWR8700Nと無線LANで接続、MZK-MF300N2の有線LANをMacBook ProのEthernetと接続してEthernetのMACアドレス宛にMagicPacketを送出すことでMacBook Proをスリープから復帰させることが出来るようになった。
MZK-MF300N2の電源はMacBook Proに接続しているUSBハブから取ることにした。MacBook Proはスリープ中もUSB給電は停止しないので問題なし。

スマートさに欠けるし外出時にMZK-MF300N2を一緒に持ち出してしまうと復帰出来なくなってしまうという問題点は残るものの、当面はこの方法で様子を見てみる。

MacBook Proの通常の通信にはMZK-MF300N2(Ethernet経由)を経由せず、直接WR800Nとの接続を使うようにサービスの優先順位を変更。

Vpn06


これにより、
Wake on LAN:WR8700N→MZK-MF300N2→MacBook Pro(Ethernet)
通常の通信:WR8700N→MacBook Pro(WiFi)
とWOLだけ異なる経路を通ることになった。

Vpn05


MacBook Proの外部接続端子はUSBポート(17インチのみ3ポート)にiPad/iPhone同期充電用ケーブル、光学ドライブ(場合によってはiOSケーブルをつないで2台同時に充電)、USBハブ(その先にHDDとMZK-MF300N2電源)を接続し、FWにはFreecom Mobile Drive、EthernetはMZK-MF300N2とThunderboltポート以外は全部埋まった。
AC電源をタコ足配線したくないというのもあって、可能な限りMacBook Proから給電している(HDDが2台、ルーターが1台、光学ドライブが1台、iPadと5台が接続されているがAC電源を接続しているのはMacBook Pro1台のみ)。

ここまでで、iPhoneからVPNで接続し、パソコンが電源断またはスリープ状態の時は復帰させ、画面共有またはリモートデスクトップで操作することまで出来るようになった。

スリープ状態のMacBook ProをVPN経由で復帰させることが出来たので、PPTPよりも伝送効率の良いL2TP/IPsec接続VPNサーバーをMacBook Proに構築してみた。

(次回につづく)






 
 

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