Apple Audio Mastering Toolsで作成先を任意のフォルダに変更
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Mastered for iTunesのファイル作成ツール「Apple Audio Mastering Tools」をAppleのサイトからダウンロードすることが出来る。
作成ツールといっても従来から存在しているafconvertと、afconvertにファイルを渡すドロップレットやドキュメントをインストールするだけのものだ。
使い方は簡単で変換したい音楽ファイルをこのドロップレットにドラッグドロップするだけ。あとは自動的に元の音楽ファイルが保存されているフォルダにMastered for iTunesとして販売している曲ファイルと同等のファイルを保存してくれる。
ここで問題なのが「元の音楽ファイルが保存されているフォルダ」だ。音楽CDをそのままドラッグドロップしたときに、当然ながら書き込み出来ないのでエラーとなってしまう。
全曲を一度HDDにコピーして変換すれば可能なのだが、それも面倒だ。
ドロップレット自体は普通にAppleScriptで記述されているので、オープン・セーブダイアログで保存先のフォルダを選択できるようにしてみた。
/Applications/Utilities配下のMaster for iTunes DropletをAppleScriptエディタで開く。
※以下、修正行はいずれもオリジナルファイルの行数。
120行目と121行目の間に次の2行を追加。
set tmpFolder to choose folder
set tmpFolderPOSIXPath to POSIX path of tmpFolder as string
156行目
my processFile(thisItem)
を
my processFile(thisItem, tmpFolderPOSIXPath)
に変更。
216行目
on processFile(thisItem)
を
on processFile(thisItem, tmpFolderPOSIXPath)
に変更。
220行目と221行目の間に次の1行を追加。
set targetFolderPOSIXPath to tmpFolderPOSIXPath
234行目
copy my deriveNewFilename(thisPath, "caf", "-", "") to {newFileName, newCafFilePath}
を
copy my deriveNewFilename(thisPath, "caf", "-", targetFolderPOSIXPath) to {newFileName, newCafFilePath}
に変更。
248行目
copy my deriveNewFilename(thisPath, "m4a", "-", "") to {newAACFileName, newAACFilePath}
を
copy my deriveNewFilename(thisPath, "m4a", "-", targetFolderPOSIXPath) to {newAACFileName, newAACFilePath}
に変更。
以上。
これで音楽CDから直接Mastered for iTunesの楽曲ファイルを作成することが出来る。
ただし、以前の記事にも書いたとおり容量の問題から256kbps化は行う気はない。今回はとりあえず試しにやってみただけ。
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