Parallels Desktop 7とVMWare Fusion 4を比較
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Parallels Desktop7とVMware Fusion4のパフォーマンスを比較してみた。
ホストはMacBook Pro(Late 2011)上の10.6.8。
比較したバージョンはParallels Desktopが7.0.15094、VMWare Fusionが4.1.2といずれも最新バージョン。
仮想マシンへの割り当てはCPUを4コア、メモリを4GB、Windows7をクリーンインストールしてそれぞれのユーティリティのみをインストールした状態。
仮想ファイルはSSD上に作成。順序による影響が出ないようにそれぞれ仮想ファイルを入れ替えることで、ほぼ同じ空き容量の状況で実行した。
インストール直後の仮想マシンのファイルサイズ
Parallels:5.87GB
VMWare:9.88GB
Cドライブに1GBのファイルの書き込み・削除を10回繰り返した後のファイルサイズ
Parallels:8.02GB
VMWare:12.6GB
その後、Windowsを終了して仮想マシンのイメージファイルを圧縮した後のサイズ
Parallels:5.93GB
VMWare:5.51GB
Windows7のエクスペリエンスインデックスの値
Parallels
VMWare
エクスペリエンスインデックス測定時のメモリ使用量
Parallels:1.28GB
VMWare:2.58GB
一番違いが出ているのはメモリ周りの処理だ。
仮想マシンに同じ4GB(4096MB)を割り当てた状態で、実際の使用量はVMWareがParallelsの倍を使用している。そしてその差がエクスペリエンスインデックスのメモリの評価に直結していると思われる。
ただし仮想マシンとして使っている分にはインデックスの差を感じることはほとんど無い。
ファイルサイズの変動もVMWareの方が振れ幅が大きいが、圧縮すればそれほど差はない。
メモリを多く搭載しているホストマシン上でWindowsをフルスクリーンで利用する場合はVMWareの方がいいが、メモリを多く割り当てられない場合はParallels Desktopの方がいいだろう。
機能レベルでもほど似たようなものだが、Mac上でWindowsアプリケーションを実行する場合はParallelsのCoherenceモードの方が圧倒的に使い易い。
ついでに両方に10.7をインストールしてみたが、Parallels Desktopの方がマウスの動きが滑らかだった(VMWare Fusionでは引っかかる感じが強い)。
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