メトロに乗って
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東京メトロのCMソング、「メトロに乗って」の配信がiTunes Storeで始まった。斉藤和義の「月光」というシングルのカップリング曲だ。
数年前には同じく「地下鉄(メトロ)に乗って」という浅田次郎の小説とそれを原作とした映画が公開された。今回の曲と小説・映画の間には何も関連性は無いが、どちらも好きだ。
日本には札幌、仙台、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡そして東京に地下鉄が走っている。その中で最も複雑なのは東京だ(大阪もそれなり)。東京メトロで9路線、都営で4路線の計13路線が開通している。
生まれた時からずっと東京住まいということもあり交通の手段は地下鉄が中心だった。新宿に出るのは丸ノ内線。祖母に連れられて浅草へ行くときには赤坂見附で銀座線に乗り換えだったし、物心がついた4歳ぐらいには六本木や渋谷に住んでいた親戚の家にも地下鉄を乗り継いで一人で遊びに行っていた。
今ではなくなったが銀座線の車内灯が消える一瞬と渋谷で先頭に乗ったときに暗いトンネルに吸い込まれていく風景は子供にとっては遊園地の乗り物よりも楽しいものだった。
明るい地上から階段を降りると迎えてくれるのは先が見えないトンネル。そしてどこを走っているのかわからない暗いトンネルの中を地上の電車では考えられないゴォーっという騒音とともに抜けて再び階段を上ると、日の陽とともに全く異なる風景が迎えてくれる。子供心には目と耳を塞がれて別の場所に連れて行ってくれる魔法のようなもので、大きくなった今でもそんな地下鉄が好きだ。
JRに乗っていると電車の中で通話している人に不愉快さを感じるが、地下鉄のトンネルの中は電波が通じないのでホッとしていた。ところが今では都内の地下鉄では走行中に携帯の電波が通じるように導入が進められている。
電波が通じるようになっても通話しないマナーを守るようにアナウンスはされるだろうが、そんなものお構いなしに通話する人は必ずいる。ましてや地下鉄の車内は地上に比べて走行音が大きいために、通話する人の声はかなり大きなものになってしまうだろう。それが残念。
メトロに乗って - 月光 - Single |
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