iOSデバイスの価格改定
Appleの一部製品が値上げされた。Appleから価格変更に関するリリースは出されていないものの、急速に変化した為替レートに対応するものであるのは間違いない。
これまで66,800円だったiPad4の128GBモデルが79,800円と13,000円のアップだが、U.Sのストアの$799を元に算出すると為替レートがそれまでの$1=80円前後から95円に見直しとなっている。
単純に79,800円を799ドルで割って100円で見直しとしている報道もあるようだが、厳密にはこれは間違い。
U.S.ストアの値段は税抜き価格だからだ。これは州ごとに消費税率が異なるためで、例えばオレゴン州やモンタナ州は消費税がないため、$799で購入することが出来るが、アリゾナ州は9%強のため$870以上になる。
したがって79,800円の消費税抜きの本体価格である76,000円を$799で割ると、$1=95円程度での価格設定されていることが分かる。
もしかするとAppleは3Qの調整に暫定的にこのレートを適用したのであって、為替レート次第では4Qの始まる7月または1Q開始の10月に再度レートの見直しを行う可能性はある。。
WWDC後にリリースされる製品のレート(日本での販売価格)でこの辺りは少し見えてくるかもしれない。
今回このAppleの値上げは様々な媒体でニュースとして取り上げられているが、一般紙は円安の影響としてアピールしやすいという安易な理由で報道しているに過ぎない。Appleはこれまでも為替に合わせて何度も値段の変動を行っており、特に珍しいことではないのだから。
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