iTunes11からiTunes10.7へダウングレード
いつものごとくAppleがアナウンスしているダウングレード手順は無い。
iTunesはフレームワークと連携しているため、単純にTimeMachineからiTunes10を復元しただけではエラーとなる(システムディスク全部を復元すれば問題ない)。
今回は以下の手順で対応。
1. Appleのサポートサイトから10.7のdmgをダウンロード。
2. iTunesライブラリでPrevious iTunes Librariesから10.7用のライブラリでiiTunes Library.itlを置き換え(少なくとも10.7が認識するライブラリ。11へアップグレード後に曲の追加等を行った場合はxmlファイルからライブラリファイルを作り直すことになる)。
3. /Users/Shared/SC Infoを削除。
4. ターミナルを起動してkillall iTunesHelperを実行。
5. /System/Library/PrivateFrameworksへ移動。
6. 以下のフォルダを削除。
AirTrafficHost.framework
CoreFP.framework
DeviceLink.framework
iTunesAccess.framework
MobileDevice.framework
7. iTunes10.7をダウンロードしたdmgからインストール。
ポイントは3〜6の手順。
ライブラリを10.7のものに戻してiTunesアプリをダウングレードしただけだとiTunesを起動する度に不明なエラー(‐42408)が表示されるし、iTunes Storeから購入したDRMの掛かった曲の認証が正常に行われず、再生することも出来ない。
通常の認証エラーならば3.で記述しているSC Infoの削除だけで解決するが、iTunes11をインストールするとFrameworkが書き換えられてしまうため、4.から6.の手順でこちらも旧バージョンに戻す必要がある(手順7.のiTunes 10.7の再インストールの際には、このフレームワークがダウングレードされない)。
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