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2018年11月

2018年11月19日 (月)

iPhoneとの接続が切れたため、iPhoneを同期できませんでした

普段iPhoneとiTunesの同期をWifi経由で同期していたが同期プロセスのバックアップ完了後に「iPhoneとの接続が切れたため、iPhoneを同期できませんでした」というメッセージが出て、同期がエラーとなる事象が発生した。

Lightningケーブルで接続しても再発するし、iTunesの再起動とiPhoneの再起動を行っても同様のメッセージが出てエラーとなったが、iTunesの[環境設定] - [デバイス]でバックアップを選択して[アーカイブ]を実行後にiTunesの再起動を行ったら正常に同期出来るようになった。

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2018年11月18日 (日)

iMac (27インチ Late 2015)のHDDを交換

iMac Late 2015 27インチのHDDが壊れた。
ファイルコピーを行うと正常にコピーがはじまるけれど途中でアクセスエラーとなってしまう。ディスクユーティリティのFirst Aidは正常に終了するのだが、Drive GeniusでPhysical Checkを実行したところセクターエラーが頻発していた。幸いなのはエラーを起こしたセクターのアドレスが末尾の方なので現時点では全てのファイルにアクセス出来ていること。

アップルに修理を依頼することも少しだけ考えたが現時点でも空き容量が10%程度になってしまっているのでディスク容量を増やしたいというのもあって、いつもどおり自力で交換することに。

搭載されていたHDDの型番はST2000DM001でSeagateの7200rpm/2TB。7200rpmの割に安価だったために売れ行きは良かったようだが、不具合もそれなり(Googleで型番を入れるとサジェストに不具合と出てくる程度に)。

今回換装するHDDを選ぶにあたってこれまでのMacBookのようにネジだけで簡単に開けられない(面倒であまり開けたくない)ので、信頼性を重視してWestern DigitalのGoldシリーズを選択した。

最近のWestern Digitalは用途を色で表しているがその中でもGoldシリーズはエンタープライズ用の位置づけで速度と信頼性に重きを置いたモデル。その分値段も普及モデルに比べてお高くなっているが、もう一度交換する手間やコストを考えるとここでケチらない方が良いと判断。
ディスク容量をあまり大きくすると今度はバックアップドライブも変更しなくてはならなくなるので、4TBのWD4002FYYZに決定。

手順は以下のとおり。
1. データをバックアップ
2. ディスク交換とFusion Driveの再構成。
3. データのリストア

まず内蔵データのバックアップを外付けドライブにCarbon Copy Clonerを使ってクローン作成。幸い今回は読み取りエラーも出ず全データのアーカイブに成功。

Fusion Driveの再構成でトラブルが起きないようにこの段階でリカバリーHDから再起動して念のためにFusion Driveの解除を行ったのちに電源断。
Fusion Driveの解除はリカバリーモードのターミナルから
diskutil cs delete 「Logical Volume Group の値」を実行。
※Logical Volume Group の値はdiskutil cs listで確認。

次にいつもどおりiFixitの情報を元に作業を行う(最近では日本語の記事も増えてきている)。

接着面を切断する工具はAmazonで数百円程度で購入可能。ロータリーカッターだと余計なものを切ってしまい兼ねないので、あまり切れ味が良くない方が安心だろう。
ディスプレイを持ち上げながら、接着が残っているところを見つけては細かく切っていく作業になる。最初のうちは加減が分からないが慣れてくると手応えで分かるようになるので慌てないこと。

ディスプレイを取り外した後に残っているテープは綺麗に剥がしておかないと再接着のときに余計な厚みが出たり、しっかりとくっつかない可能性が出てしまうの注意。

なお、STEP32でネジがT10となっているが、実際に装着されていたネジはT8だった。製造時期によって異なるのかもしれない。
※STEP25のスピーカーは記事のとおりT10。

温度センサーについてはモデルにもよると思うが2015モデルは端子そのものはあるもののケーブルも通常のSATA+電源のみで温度センサーのコネクタ(4端子)には何も接続していないので気にする必要は無いと思う。
ただしHDDからSSDに換装する場合は温度センサーを付けた方が良い。

最後にシールで再びディスプレイを貼り付けて交換作業は終了。シールは事前に別パーツを購入した際にiFixitから購入していたものを使用(今回のことが無くてもどこかで一度開けるだろうと予想して準備していたもの)。
この重たいディスプレイをテープだけで留めようというのは、さすがダクトテープの国アメリカだけのことはある。逆に言えばしっかりとしたテープで接着しておかないとある日突然ディスプレイが外れて最悪壊れる可能性があるということ。実際ディスプレイを取り外す際に予想以上にしっかり留まっている印象を受けた。
保証の対象外となる作業を行う際にはパーツはしっかりしたものを選択した方が良いだろう(実際にディスプレイを持って重さを感じてみれば安いテープで代用しようとは思わない)。

専用テープは仮組立後にフィルムを剥がして本接着出来るようになっているので、本接着前にディスプレイが外れないように注意しながら電源を投入して画面の表示とFusion Driveの再構成まで確認し、その後フィルムを剥がして本接着という手順で行った。
Western DigitalのGoldシリーズは出荷前に入念にチェックしているのでディスク全体のスキャンは省略(4TBの全スキャンを行なったら何時間掛かるか分からないので出来る限りやりたくない)。

Fusion Driveの再構成は別に用意していたUSBの起動メディアで起動してターミナルから
diskutil cs create “Fusion Drive” disk0 disk1 を実行。

このタイプのiMacを開けるのは初めてということもあって、少し慎重に行った結果、ディスプレイの取り外しに30分弱、ディスクの交換とFusion Driveの再構成で20分、再接着に20分程度の計1時間強で換装作業は完了。後は通常通りOSのインストールとデータのリカバリーを行う。

組み立て後USB起動メディアで再度起動してOSXの再インストールを実行する。バックアップからすぐに戻さず一度クリーンインストールを行うのはクリーンな状態での動作確認とRecovery HDを構築するため。Fusion Driveを構築している場合でもRecovery HDはHDD部分に作成される(CCCでRecovery HDをバックアップしておけばそこから復元することも出来るがリカバリー領域は大事なので一手間を惜しまず)。
クリーンインストールで正常に起動することはもちろん、ディスクチェックや換装作業で断線等が起きていないかシステムの状況をTechtoolで確認。

その後、CCCで取得したバックアップディスクで起動し、再インストールしたMacintosh HDをフォーマットしてから復旧を行う(クリーンインストールしたOSではなく使い込んでカスタマイズした環境に戻す)。
復旧後にOnyxを使ってキャッシュのクリアとデータベースの再構築を行って完了。

全作業のうちもっとも時間が掛かるのがバックアップと復元で、約2TBのバックアップと復元をUSB3.0接続の外付けHDDに行った際に掛かる時間はそれぞれ10数時間。
全く同じ環境を再構成するのは、TimeMachineを使って復元するよりもディスクのクローンコピーの方が確実だし速いが、それでも1日以上掛かる作業になる。
その後しばらくの間mdworkerやmds_stores等のSpotlight系プロセスが動作するので使わないときも電源を入れっぱなしにしておく。

交換して2ヶ月経過したけど動作は安定しているし若干音が大きいもののキャッシュが128MBということもあって高速で容量も倍加して満足。

 

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2018年11月 8日 (木)

MacOSの透明度を下げるAppleScript

El Capitanを使っているとたまに「透明度を下げる」のチェックが外れることがある。

初期設定ファイルをチェックした状態でロックしているので起動時には必ず不透明になっているのだが、起動後に設定がメモリーにロードされているのだろう。
そうなってしまった場合はシステム環境設定を開いてアクセシビリティで再度設定すれば不透明になるのだが、人間は怠けるために頑張る生き物だ。AppleScriptで自動的に設定しなおすスクリプトを作った。

動作は単純でシステム環境設定のアクセシビリティを開いて(表示が完了するまで)1秒待機、[透明度を下げる]のチェックが外れていた場合(”Reduce transparency” = 0)はチェックする。その後システム環境設定を終了するだけだ。
これをアプリケーションとして保存しておいて、Alfredからキーボードで起動している。


前に書いたスクリプトが動作しない場合があるので修正。

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