書籍・雑誌

2010年8月 9日 (月)

大人買い

連載が終わってからまとめて読もうと思ってずっと我慢していたが、つい買ってしまった。
ONE PIECE 1巻~59巻。
あの展開では仕方がない。

週末2日をかけて読み尽くし。

ONE PIECE(ワンピース) 1~50巻(ジャンプ・コミックス) [コミックセット]
ONE PIECE(ワンピース) 51~58巻(ジャンプ・コミックス) [コミックセット]
ONE PIECE 59 (ジャンプコミックス)

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2009年11月 3日 (火)

シリーズモノ

比較的本を読むし、気に入った作家はまとめ買いをして一気に読むことが多いが、シリーズモノを読むということはあまりしない。
何故か。待つのが嫌だからである。
映画のように大きなビジネスになると比較的短期間にリリースされるが、本は作者の気分次第だ。下手をすると何年も間が開いてしまう。これが辛い。何故本を読むかといえば面白いのだが、面白いだけに待っている時間が辛くなる。例え1冊でストーリーが完結しているとは言っても、続きがあると分かっていると(なお辛いのは続きが「あるかもしれない」と分からないことである)、早く読みたくてならないのだ。だから可能であれば連作は最後まで出るのを待って一気に読むようにしている。

今日ふらりと本屋に寄ったらジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズの最新刊「THE BROKE WINDOW(邦題は何故かソウル・コレクター)」が出ていたので購入した。リンカーン・ライムシリーズが誤算だったのは最初のボーン・コレクターを読んだときにシリーズになると思わなかったことだ。2冊目のコフィン・ダンサーが出たときに「しまった」と思ったが、これが面白かった(個人的にはこの2作目が一番好きだ)のだからなおさらである。幸いなことに作者が最低でも2年に1度は出すと言ってくれているのがまだ幸いだが、翻訳に時間が掛かることもあって、待ちきれない場合には原書を買ってしまう(といっても英語がネイティブほどではないので読むのはゆっくりとしたものになってしまい、悔しい思いをするのだが)。
このシリーズは常に一定のレベルで書かれているので「ハズレ」が無いから、安心して読める。
今回のストーリーは前作の事件も脇線で入って…いるかもしれなくて、シリーズを読み続けている人には楽しめる内容になっている…かもしれない。

もう一つ読み続けているものに宮本輝の流転の海シリーズがある。こちらはもっと辛い。何が辛いと言えばいつ出るかが分からないことだ。本人がライフワークに位置づけているからなおさらだ。どこかでサイン会の際に年老いた読者に「最後まで読みたい」と言われて「無理でしょう」と答えたと読んだ記憶があるが、言われた方はショックだったろう。
半分自叙伝のような内容のため、宮本輝の愛読者にはかつて読んだことのあるようなエピソードが多いのだが、それでも力強い文体はついつい読み入ってしまう。この本の中には今の日本からは消えかけている(良くも悪くも)日本人らしさが描かれていて、一冊読み終わる毎に色々考えさせられてしまう。

シリーズモノの一番怖いところは作者の寿命である。子供の頃、手塚治虫(小学生の頃、会ったことがある)の「火の鳥」シリーズが好きだった。これは遠い過去と遠い未来から、過去→未来→過去とどんどん現代に近づいていくというシリーズだったのだが、残念なことに手塚治虫の死で現代まで戻ることが出来なかった。

リンカーン・ライムシリーズはいつ完結してもほぼ大丈夫な作りになっている(一部伏線があるが何とかなるだろう)からいいが、流転シリーズは下手すると最終話が作者の人生の終焉になりかねない内容なのでハラハラしている。「完」が読めることを期待している。

ソウル・コレクター
コフィン・ダンサー〈上〉(文春文庫)
コフィン・ダンサー〈下〉(文春文庫)
流転の海 (新潮文庫)

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2009年11月 1日 (日)

本屋選び

本屋には相性がある。

自分に合っている本屋と合っていない本屋があって、合っている本屋だと自分にピッタリの本、読んでから面白かったと思える本と出会えることが出来る。

大抵は平積みのセンスで相性が決まる。同じような本を平積みしていても並べ方や場所で相性は異なってくる。自分の場合を考えても紀紀伊國屋書店の新宿本店は相性がいいが、南口店はそれほど相性が良くない。何がどうと分かるわけではないのだが、「いい本」に出会える確率が違うのだ。ちなみに自宅のすぐ近くにも本屋があるのだが、ここはメチャクチャ相性が悪い。だから、わざわざ電車に乗ってまで新宿に出掛けている。

また、本は「出会う」ものだ。ベストセラーの上位を読むのも構わないが、時間が許す限り本屋の中(相性のいい本屋)をウロウロすると突然本が目に入ってくる。これは運命的なもので、同じ場所を別の日に歩いていても目に入らないのだが、そのときに限って目に止まるのだ。こうして出会えた本は大抵「当たり」だ。上手くすると一生付き合える本に出会えるかもしれない。

こうして考えると、本選びは恋人選びのようなものだ。

いい本(恋人)に出会いそうな本屋(場所)に出掛けて行って、ある日ある時に自分に合うと思える本(恋人)に出会う。しばらく読んで(付き合って)いると、最初に読んだ(付き合い始めた)時のドキドキ・ワクワク感が無くなって段々と読まなく(会わなく)なりはじめる。

中には一生読み続ける(暮らす)本(人)だと思えるかもしれない。そんな本(伴侶)に巡り会えれば人生はきっと豊かなものになるだろう。

グーテンベルクに感謝。

と、基本的にはオフラインで本を選んでいるのだが、あらかじめ読みたい本が決まっている時はオンラインショッピングを使うこともある(何事にも例外はある)。ある作家の本を読んでみて、その作家の他の本を大人買いする時などはオンラインが便利だ。

従来は1,500円で送料が無料になるAmazonを使っていたが、先月末から紀伊國屋書店が同じく1,500円以上で送料無料になった(それまでは確か5,000円以上だったと思う)。これはありがたい。

本は再販制度に守られているため一部を除いてどこで買っても値段は一緒だ。では紀伊國屋書店の何がありがたいのかと言えば、宅配がヤマト運輸を使っていることだ。以前にも書いたが現在の住所は佐川急便の対応がイマイチで可能であればクロネコヤマトで配達してもらいたい。そして紀伊國屋書店はクロネコヤマトなのだ。おまけに注文時に配達時間の指定も出来る!この2店(宅配業者と注文時の時間指定)は個人的価値観によればショップを変えるのに十分な理由になる。

DVDやCDやその他はAmazon(やはり安い)のままだが、本に関しては紀伊國屋書店を使うことになるだろう。Amazonのプレミアムを使うようにならない限り…だが。

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