Mac

2020年4月28日 (火)

iMac (27インチ Late 2015)でBluetooth使用不可

iMacを使用中、(ディスプレイがオフになるくらい)席を外した後、キーボードを受け付けない。トラックパッドも効かない。

LightningケーブルにMagic TackPad2を繋げたところカーソルが動き、ログイン画面が表示されたのでシステムが落ちたわけではない。

iPhoneにインストールしているVNCクライアントから接続したところ、キー入力もカーソルの移動も受け付ける状態だったので画面を良くみたらメニューバーのBluetoothのアイコンが変わっており、カーソルを合わせてクリックしたところ「Bluetooth使用不可」と表示された。システム環境設定からもBluetoothが消えていたのでシステム自体がハードを認識出来ていないと判断。

まずPRAMリセットを行おうと考えたのだが普段利用しているのはApple Wireless Keyboardで、このキーボードはそもそも有線接続が出来ないためこのままではPRAMリセットが出来ない。仕方が無いのでiMacの箱を引っ張り出して中から未使用のMagic Keyboardを取り出してLightningケーブル接続でPRAMリセットを実行→回復せず。

次にやることはSMCリセット。

MacBookとは異なりiMacのSMCリセットは非常に簡単で、

1. iMacの電源を落とす。

2. ケーブルを抜いて15秒(念のために1分強)放置。

3. ケーブルを挿して5秒(これも念のため15秒くらい)してから電源を投入。

結果、正常に復帰した。

作業中、以前にHDDを交換した際に接触が悪くなったかケーブルを痛めたかなとか、最悪パーツを取り寄せて交換かなとか(27インチは修理に出すサイズじゃないし)、不吉なことを予測もしていたので戻って一安心。

今回のことでiMacは設置場所を変えたり引っ越しをしたりすると、もれなくSMCリセットが行われているということを知った。

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2018年11月18日 (日)

iMac (27インチ Late 2015)のHDDを交換

iMac Late 2015 27インチのHDDが壊れた。
ファイルコピーを行うと正常にコピーがはじまるけれど途中でアクセスエラーとなってしまう。ディスクユーティリティのFirst Aidは正常に終了するのだが、Drive GeniusでPhysical Checkを実行したところセクターエラーが頻発していた。幸いなのはエラーを起こしたセクターのアドレスが末尾の方なので現時点では全てのファイルにアクセス出来ていること。

アップルに修理を依頼することも少しだけ考えたが現時点でも空き容量が10%程度になってしまっているのでディスク容量を増やしたいというのもあって、いつもどおり自力で交換することに。

搭載されていたHDDの型番はST2000DM001でSeagateの7200rpm/2TB。7200rpmの割に安価だったために売れ行きは良かったようだが、不具合もそれなり(Googleで型番を入れるとサジェストに不具合と出てくる程度に)。

今回換装するHDDを選ぶにあたってこれまでのMacBookのようにネジだけで簡単に開けられない(面倒であまり開けたくない)ので、信頼性を重視してWestern DigitalのGoldシリーズを選択した。

最近のWestern Digitalは用途を色で表しているがその中でもGoldシリーズはエンタープライズ用の位置づけで速度と信頼性に重きを置いたモデル。その分値段も普及モデルに比べてお高くなっているが、もう一度交換する手間やコストを考えるとここでケチらない方が良いと判断。
ディスク容量をあまり大きくすると今度はバックアップドライブも変更しなくてはならなくなるので、4TBのWD4002FYYZに決定。

手順は以下のとおり。
1. データをバックアップ
2. ディスク交換とFusion Driveの再構成。
3. データのリストア

まず内蔵データのバックアップを外付けドライブにCarbon Copy Clonerを使ってクローン作成。幸い今回は読み取りエラーも出ず全データのアーカイブに成功。

Fusion Driveの再構成でトラブルが起きないようにこの段階でリカバリーHDから再起動して念のためにFusion Driveの解除を行ったのちに電源断。
Fusion Driveの解除はリカバリーモードのターミナルから
diskutil cs delete 「Logical Volume Group の値」を実行。
※Logical Volume Group の値はdiskutil cs listで確認。

次にいつもどおりiFixitの情報を元に作業を行う(最近では日本語の記事も増えてきている)。

接着面を切断する工具はAmazonで数百円程度で購入可能。ロータリーカッターだと余計なものを切ってしまい兼ねないので、あまり切れ味が良くない方が安心だろう。
ディスプレイを持ち上げながら、接着が残っているところを見つけては細かく切っていく作業になる。最初のうちは加減が分からないが慣れてくると手応えで分かるようになるので慌てないこと。

ディスプレイを取り外した後に残っているテープは綺麗に剥がしておかないと再接着のときに余計な厚みが出たり、しっかりとくっつかない可能性が出てしまうの注意。

なお、STEP32でネジがT10となっているが、実際に装着されていたネジはT8だった。製造時期によって異なるのかもしれない。
※STEP25のスピーカーは記事のとおりT10。

温度センサーについてはモデルにもよると思うが2015モデルは端子そのものはあるもののケーブルも通常のSATA+電源のみで温度センサーのコネクタ(4端子)には何も接続していないので気にする必要は無いと思う。
ただしHDDからSSDに換装する場合は温度センサーを付けた方が良い。

最後にシールで再びディスプレイを貼り付けて交換作業は終了。シールは事前に別パーツを購入した際にiFixitから購入していたものを使用(今回のことが無くてもどこかで一度開けるだろうと予想して準備していたもの)。
この重たいディスプレイをテープだけで留めようというのは、さすがダクトテープの国アメリカだけのことはある。逆に言えばしっかりとしたテープで接着しておかないとある日突然ディスプレイが外れて最悪壊れる可能性があるということ。実際ディスプレイを取り外す際に予想以上にしっかり留まっている印象を受けた。
保証の対象外となる作業を行う際にはパーツはしっかりしたものを選択した方が良いだろう(実際にディスプレイを持って重さを感じてみれば安いテープで代用しようとは思わない)。

専用テープは仮組立後にフィルムを剥がして本接着出来るようになっているので、本接着前にディスプレイが外れないように注意しながら電源を投入して画面の表示とFusion Driveの再構成まで確認し、その後フィルムを剥がして本接着という手順で行った。
Western DigitalのGoldシリーズは出荷前に入念にチェックしているのでディスク全体のスキャンは省略(4TBの全スキャンを行なったら何時間掛かるか分からないので出来る限りやりたくない)。

Fusion Driveの再構成は別に用意していたUSBの起動メディアで起動してターミナルから
diskutil cs create “Fusion Drive” disk0 disk1 を実行。

このタイプのiMacを開けるのは初めてということもあって、少し慎重に行った結果、ディスプレイの取り外しに30分弱、ディスクの交換とFusion Driveの再構成で20分、再接着に20分程度の計1時間強で換装作業は完了。後は通常通りOSのインストールとデータのリカバリーを行う。

組み立て後USB起動メディアで再度起動してOSXの再インストールを実行する。バックアップからすぐに戻さず一度クリーンインストールを行うのはクリーンな状態での動作確認とRecovery HDを構築するため。Fusion Driveを構築している場合でもRecovery HDはHDD部分に作成される(CCCでRecovery HDをバックアップしておけばそこから復元することも出来るがリカバリー領域は大事なので一手間を惜しまず)。
クリーンインストールで正常に起動することはもちろん、ディスクチェックや換装作業で断線等が起きていないかシステムの状況をTechtoolで確認。

その後、CCCで取得したバックアップディスクで起動し、再インストールしたMacintosh HDをフォーマットしてから復旧を行う(クリーンインストールしたOSではなく使い込んでカスタマイズした環境に戻す)。
復旧後にOnyxを使ってキャッシュのクリアとデータベースの再構築を行って完了。

全作業のうちもっとも時間が掛かるのがバックアップと復元で、約2TBのバックアップと復元をUSB3.0接続の外付けHDDに行った際に掛かる時間はそれぞれ10数時間。
全く同じ環境を再構成するのは、TimeMachineを使って復元するよりもディスクのクローンコピーの方が確実だし速いが、それでも1日以上掛かる作業になる。
その後しばらくの間mdworkerやmds_stores等のSpotlight系プロセスが動作するので使わないときも電源を入れっぱなしにしておく。

交換して2ヶ月経過したけど動作は安定しているし若干音が大きいもののキャッシュが128MBということもあって高速で容量も倍加して満足。

 

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2018年11月 8日 (木)

MacOSの透明度を下げるAppleScript

El Capitanを使っているとたまに「透明度を下げる」のチェックが外れることがある。

初期設定ファイルをチェックした状態でロックしているので起動時には必ず不透明になっているのだが、起動後に設定がメモリーにロードされているのだろう。
そうなってしまった場合はシステム環境設定を開いてアクセシビリティで再度設定すれば不透明になるのだが、人間は怠けるために頑張る生き物だ。AppleScriptで自動的に設定しなおすスクリプトを作った。

動作は単純でシステム環境設定のアクセシビリティを開いて(表示が完了するまで)1秒待機、[透明度を下げる]のチェックが外れていた場合(”Reduce transparency” = 0)はチェックする。その後システム環境設定を終了するだけだ。
これをアプリケーションとして保存しておいて、Alfredからキーボードで起動している。


前に書いたスクリプトが動作しない場合があるので修正。

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2018年10月28日 (日)

Automatorで複数ファイルを一括でロック/ロック解除

MacOSでファイルをロックするにはファイルの情報ウィンドウで[ロック]をチェックする。
ただしMacOSでは複数ファイルを選択して[情報を見る]を実行すると選択したファイルの数だけ情報ウィンドウが表示される(Windowsでは一つのプロパティウィンドウにまとめて表示される)。

これを一つずつロックするのは面倒なのでAutomatorでサービスを追加して一括でロックおよびロックの解除を出来るようにした。

  1. Automatorを起動し[サービス]を選択して新規ワークフローを作成。
  2. [次の選択項目を受け取る]で「ファイルまたはフォルダ」を選択、[選択対象]で「Finder」を選択。
  3. 左ペインから[ユーティリティ]-[AppleScript を 実行]を選択して、右ペインのドラッグ
  4. 以下のスクリプトを設定して適当な名称で保存する。

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2018年4月20日 (金)

El Capitan (10.11.6) にセキュリティアップデート 2018-002をインストールすると画面共有が出来なくなる

El Capitan (10.11.6) にセキュリティアップデート 2018-002をインストールすると、画面共有が動作しなくなり他のホストから画面共有.app (VNC)で接続出来なくなる場合がある。

Mac mini (Late 2014)でこのトラブルが発生した。

現在、Mac miniはサーバーとして使用しておりディスプレイは接続していないため、画面共有が使えないと設定変更等の操作が何も出来ない状況になってしまう。

運が良ければ以下の方法で復旧可能。ただし、SSHで接続出来ることが条件で事前にSSHの設定が必要となる。

1. SSHで対象のマシンに接続。
2. software update -ia を実行。

$ softwareupdate -ia
Software Update Tool
Copyright 2002-2015 Apple Inc.

Finding available software

Downloading Remote Desktop クライアントアップデート
Downloaded Remote Desktop クライアントアップデート
Installing Remote Desktop クライアントアップデート
Done with Remote Desktop クライアントアップデート
Done.


今回はこれで回復出来た。インストールされた Remote Desktop クライアントは3.9.3。このバージョンは2017年にリリースされたものと同じバージョンで不具合が発生したMacにもインストール済みだったのだが、今回のセキュリティアップデートで無効化されてしまったのかもしれない。

SSHで接続出来ない場合はディスプレイを接続してからターミナルを起動して、上記のコマンドを実行出来るし、Mac App Storeから再インストールも可能だろう。

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2017年1月 3日 (火)

Mac で Blu-rayを再生

VLC と MakeMVK でBlu-rayを再生する。

MakeMVKは署名がされていないので、[システム環境設定]-[セキュリティとプライバシー]で、[ダウンロードしたアプリケーションの実行許可]で「すべてのアプリケーションを許可」を選択しなければならない。

MakeMVKをインストールしたら下記のコマンドをターミナルから実行。
cd ~
mkdir ~/lib
ln -s /Applications/MakeMKV.app/Contents/lib/libmmbd.dylib ~/lib/libaacs.dylib
ln -s /Applications/MakeMKV.app/Contents/lib/libmmbd.dylib ~/lib/libbdplus.dylib

あとはVLCの[ファイル]メニューで[ディスクを開く…]からディスクを選択すれば良い。
メニュー画面は表示されないので、再生タイトルを[再生]-[タイトル]から選択しなければならないのだが、市販の再生ソフトでも同じなので気にしない。

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Mac で Shazam が曲を検出しない場合

MacにインストールしたShazam (1.2.2) が(検出されるはずの)曲を検出しない場合、設定を確認してみる。

[アプリケーション] - [ユーティリティ] フォルダ内のAudio MIDI 設定を開き、内蔵マイクと内蔵出力のフォーマットを「44100.0Hz」-「2 ch-24 ビット整数」に設定してからShazamを起動してみると直ることが多い。

開発元では次期バージョンでは検出可能なレンジを広げる計画のようなので、それまでは上記方法で回避。

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2015年6月14日 (日)

MacBook Pro でWi-Fi ハードウェアなし

MacBook ProのWi-Fiがハードウェアなしのエラー。

Wifi


再起動してcommand + Rで復元モードから確認してみたら正常に接続出来たことから、OSのトラブルであって、ハードウェアレベルの不具合ではないと判断。したがってNVRAM/SMC リセットは意味無し。
IO80211Family.kext の入れ替えやネットワーク関連のplist を修復しても治らなかったので、改めて復元モードでOSを再インストールすることで復旧。
正常動作を確認。

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2015年6月 3日 (水)

iTunesの音飛び対策

以前から稀にiTunesの再生中に音飛びが発生していたが、最近少し頻発するようになったので以下の対処を実施。

1. Spotlightの対象から除外
 [システム環境設定]の[Spotlight]を開き[プライバシー]にiTunesのメディアが入っているフォルダを追加。

Itunesmedia


2. com.apple.iTunes.plistにバッファサイズを定義
iTunesを終了してから、~/Library/Preferences/ByHost/フォルダ内のcom.apple.iTunes.で始まるファイルを削除。その後ターミナルから以下のコマンドを実行。
defaults write com.apple.iTunes file-buffer-size 128000
defaults write com.apple.iTunes stream-buffer-size 128000
※動画を考慮して多めに125MB
なお、設定を削除する場合は
defaults delete com.apple.iTunes file-buffer-size
defaults delete com.apple.iTunes stream-buffer-size

とりあえずこの状態でしばらく様子見。

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2015年5月10日 (日)

AirDropで転送したファイルをFinderに表示

MacBook ProとMacBook AirをYosemiteにアップデートした。

MacBook ProのCPUはSnowLeopard時代のSandy Bridgeだが、クアッドコアであることとメモリを16GBに増設していること(GPUも修理されているし)からスペック的には問題ないだろう。昨年リプレースしたMacBook AirはMavericksがプレインストールされていた機種なので、こちらも特に問題ない。

「このMacについて」で確認するとMacBook Proでは詳細なモデルまで表示されるが、MacBook Airでは機種名のみだった。

Mbp    Mba


MacをYosemiteにしたので、iCloud Driveを有効にした。[写真]でiCloud フォトライブラリを有効にしてみたら、iOSデバイスからカメラロールが削除されたため、無効に再設定。無効にすればiOSデバイスにカメラロールが復活する。

Photolibrary


Server上でVPNを有効にしていることから、iCloudの設定で[どこでもMac]は無効に。

ウィンドウの半透明化は不要なので[システム環境設定]の[アクセシビリティ]で「透明度を下げる」にチェックした以外はこれまでのMacと同じように設定。

Accesibility


なお、[システム環境設定]の[一般]で[スクロールバーの表示]を「常に表示」に設定すると[システム情報]で改行が崩れるバグは健在。

Yosemiteのメリットの一つがiOSデバイスとの間でAirDropが使用出来るようになったこと。

外出時はMacBook Airを使用し、MacBook Proは基本的に自宅でのみ使用していることから、AirDropの検出可能な範囲を「連絡先のみ」にした上でOnyxを使ってAirDropを強制的にオンに設定。これでFinderを開いてAirDropを選択しなくても受信が出来る。

Onyx


MacのAirDropでは受信ファイルは自動的に「ダウンロード」フォルダに格納されるが、Automatorを使って受信したファイルを表示するようにした。

1. Automatorを起動して新規作成で「フォルダアクション」を選択。
2. [フォルダを選択]でダウンロードフォルダを選択し、「Finder 項目を表示」を追加して適当な名前で保存。
3. Finderで「ダウンロード」フォルダを選択して[サービル]-[フォルダアクション設定…]を実行。
4. 先に作成したAutomatorのワークフローを選択。

Amtomator01


Automator02


Folderaction01


Folderaction02


ただしフォルダアクションはAirDropによるものかを判断出来ないので、Safari等でダウンロード先に[ダウンロード]を指定(デフォルト)している場合は、Webからのダウンロードの際にも表示される。


            


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