Pogoplug

2012年6月21日 (木)

10.7、Pogoplug、Windowsタブレット、その他色々雑感




先日のWWDCでOS Xユーザーのうち40%が10.7(Lion)ユーザーであるとの発表があったが、日本の某Mac関連ネタを中心としたブログでは70%近いユーザーが10.7を使用している。
この違いはブログにアクセスしているユーザーはほとんどが個人ユーザーでビジネスユーザーが含まれていないと思われること(仕事中にブラウジングしているのであれば別だが)と、比較的新しいもの好きな日本人の趣向性の影響かもしれない。ビジネスユーザーは使用しているアプリケーションやOSのMac App Store経由での購入という法人向きではないアップグレード方法からLionへの移行はそれほど進んでいないのではないか?と想像している。


Retina Display MacBook Proの実機を触ってきた。確かにディスプレイは綺麗だった。対応しているアプリケーションでは文字もくっきり見えた。にも関わらず、物欲に響くことが無かった。それは何故だろうと考えてみたところ、一文字ずつきちんと読んでいないという使い方の事実に気がついた。
日本語をネイティブとしてこれまで生きてきた。その結果として文脈を捉えながら読んでいるために文章を言い方は悪いが「適当に認識」している。日本語入力にしても十数年間に渡って鍛え上げてきたATOKの辞書があるため、変換もきちんと確認しないでも大抵は正しく入力されている…と思い込んでいる。せっかくRetinaの文字が綺麗に表示していてもそれを見ている人間がいい加減にディスプレイを見ているから心に響かないのだろう。
そういえば昔から「選択肢の中から適切なものを選べ」「選択肢の中から適切でないものを選べ」という問題が混じった試験では成績が悪かったことを思い出した。ちゃんと問題の文字を読んでいなかった証拠である。


Pogoplugがどんどん改悪されている。
以前、ソフトウェアがバージョンアップされた際にパソコンとPogoplugデバイス間でファイルの同期が出来なくなった(トランスコードで変換されて転送されるので純粋なバックアップ・同期ではなくなった)。それでもバージョンアップ以前に設定済みのバックアップは動作していたのだが、最近それもされなくなったので色々試してみたところ従来は無料で使用できていたリモートアクセス(他のクライアントからPogoplugソフトウェアを通してパソコン内のフォルダにアクセスする機能)が、Pogoplug PCという名前で有料サービスになっていた。パソコン1台につき2,980円($29.95だから今ならドル建ての方が安い)。
Dropbox等の既存のクラウドストレージサービスにGoogle Drive等の新規サービスの追加などにより、Pogoplugのビジネス環境が厳しくなってきているのだと思う。またサービス開始から数年が経過してそろそろビジネスの収支結果を求められるようになってきたのだろうとも思うが、ユーザーにしてみれば改悪以外のなにものでもないのが残念。案外このサービスもそう長くはもたないかも…。


iPhone5のドックコネクタの形状変更が現実のものとなりそうだ。
モバイルバッテリーや職場に置いてあるACアダプターとかが全部互換性が無くなってしまう。ドックコネクタは唯一iPodから一貫して同じ規格だっただけにエコシステムが確立しきっているから、影響はかなり大きなものになるだろう。変換アダプタを介した互換性はあるのだろうか?
一番の不安はiPod(nanoとclassicの非iOSデバイス)の行く末。ちなみに音楽プレイヤーとしては5thのnanoが一番完成度が高い製品だと思う。


AppleからDeveloper Previewで提供しているプログラムに関して口外しないようにと念押しのメール。怖い、怖い。
※ということでiOS6とMountain Lionの話はボツ。


Windows 8タブレットが発表された。今回はMicrosoft自身でハードを作って販売するというiPadと同じエコシステムを取り入れるようだ。だが、Microsoftは分かっていない。Windowsは販売したのはMicrosoftではなくOEMベンダーだということを。小売店で売り場を確保したのもDellであったりHPであったりソニーであったりNECであって、Microsoftではない。ユーザーもWindowsのパソコンを買ったのではなく、DellのパソコンやSONYのVAIOとOEMベンダーを判断・選択して購入している。
iPadを販売しているのは?と問われれば誰もがAppleだと答えるだろう。しかしWindowsパソコンを販売しているのはと問われても誰一人Microsoftとは言わないのだ。Appleのやり方をベースにもっと優れたエコシステムを構築したのであればともかく、今回のやり方はまんまAppleのマネである。それでは追いつけない。


そして間髪いれずにWindows Phone 8が発表された。
あいも変わらずパソコンとの共通性・親和性を謳っているがスマートフォンはパソコンとは違うというのが常識となってしまった以上、意味が無い。うたい文句の中には高いセキュリティやビジネスとの親和性というのもあるが、これも従来から何ら変わっていない。ジョブズがiPhoneを発表したときの一文を覚えていないのだろうか?「電話を再発明した」というアレである。
かつてのPDAは携帯情報端末という位置づけで、パソコンの情報を出先でも手軽に使えるものという定義であった。それをAppleは電話の再発明ということで、スマートフォンを改めてコミュニケーションツールであると定義したのだ。電話自体は音声を流すだけのシンプルな装置であって、価値があるのは音声を介して交換される会話の内容であるはずだ。そしてiPhoneはこの音声に加えて情報を交換するためのシンプルな(操作性を持つ)装置だとアピールした。つまりスマートフォンはそれ自体に高い機能を有するのではなく、高いコミュニケーションを提供するソフトウェアやサービスを円滑に動かすプラットフォームに過ぎないということだ。2007年のiPhone発表時のジョブズのスピーチがそれを物語っている。
「3つの新製品を開発した、それはiPod、電話、インターネットコミュニケーターだ。そしてこれは1つのデバイスで機能する」と。これがiPhoneの(というよりスマートフォンの)全てを物語っている。
極論を言えばスマートフォンに高度なセキュリティは要らない。利用するサービス(例えばFacebook)がセキュリティを有していればそれでいいのだ。ビジネス向けの機能もOSが提供する必要はない。それぞれのビジネススタイルに合ったサービスをサードベンダーが提供すればいいだけなのだ。
また、iPhoneやAndroidが市場を席巻して分かったことがある。Microsoftにとってもっとも重要でもっとも致命的なことだが、スマートフォンはWindowsとの親和性など必要としていないということだ。
iPhoneの発表から5年。Micorosoftはまだそれが分かっていない、少なくとも今回の発表ではそう感じた。






 
 

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2012年2月 7日 (火)

Pogoplug Uploader




Pogoplugクライアントソフトの4.0以上にはUploader機能が実装されている。一見従来のアクティブコピー同じような機能のように見えるが、アップロード時にトランスコード(モバイル用に最適化)が変換されてしまうという違いがある。現時点でこのトランスコードを無効にすることは出来ない。
つまり、ローカルのディスクをPogoplug上にバックアップを兼ねて保存しようとUploaderを用いるとトランスコード機能によって変換されてしまうので、純粋なバックアップ(ローカルと同ファイル)ではなくなるということだ。

以前はクライアントソフトでリモートアクセスに設定していたドライブを、Webアクセス上の[設定]-[バックアップ]でコピー元にしPogoplug上のドライブをコピー先に設定することでオリジナルのままコピー(ドライブのトランスコードを無効にしておくことが必要)が出来ていたのだが、現在はリモートアクセスのドライブをコピー元に設定することが出来ない。コピー元に設定出来るのはPogoplug上のドライブのみになっている(コピー先にリモートアクセスのドライブを設定することは可能)。
Pogoplugに確認したところ、現在はそういう仕様になっているとのこと。
※以前に設定したリモートアクセス→Pogoplugは継続して使用できる。

ローカルファイルをトランスコードせずにPogoplug上のドライブにコピーするためには、クライアントソフトに表示されているフォルダにFinder上でコピーする必要がある。
※Backupソフトを使用するとデータ量が多いとエラーを起こす場合があるので注意。






 
 

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2012年1月 6日 (金)

Mac用PogoplugアプリケーションとiOS用Sugarsyncアプリがバージョンアップ




PogoplugのMac用アプリケーションが4.0にバージョンアップしていたのでインストールしてみた。
バージョン3ではアプリケーション本体と環境設定パネルの2つで構成されていたが(もっとも環境設定パネルは設定画面を呼び出すだけだったが)、今回から1つのアプリに戻っている。
アイコンはこれまでのピンクからホームページの変更に併せて青系になっている。
今回からアプリケーションにジュークボックス等のメディア再生機能が追加されており、Pogoplug上のメディアをアプリケーションからそのまま再生出来るようになっている(DRMで保護されたファイルは再生出来ないが、iTunesPlusや自分でリッピングしたファイルは再生出来る)。
また、バージョン3ではリモートアクセスをオンにするとメニューバーのアイコンがピンクになったが、今回のバージョンでは黒いままだ。
Pogo01


インストールしても(pkg形式で配布)ログイン項目に自動で追加されないので、自分で設定する必要がある。また、Pogoplug.appを追加してもログイン時にウィンドウアプリケーションとして起動される(ただしメニューバーにも追加されるし、デスクトップにフォルダも表示される)。[隠す]にチェックしてもウィンドウが最小化で起動するだけで、Dockにはアイコンが表示される。ただし、Dockのアイコンを終了させてもメニューバーは終了しないし、デスクトップに追加されているフォルダも終了しないという、中途半端な仕様になっている。
Pogo02

Pogo03


正解はアプリケーションの内容を表示して、[Contents]-[Library]-[Loginitems]フォルダのPogoplugMonitor.appをログイン項目に追加すると(隠すは不要)従来どおりウィンドウアプリを起動することなく、メニューバーにPogoplugのアイコンとデスクトップにフォルダが追加される。
Pogo04


基本的にiOS用のアプリケーションと同機能になったというところか。
PogoplugはFinderで表示すると遅いのだが(Dropboxなどはローカルにファイルがあるから速くて当たり前)、リモートアクセスを使ったバックアップはそこそこ速いように感じる。
ログイン項目の設定やリモートアクセス時のアイコンなど、近いうちにマイナーバージョンアップするような気がする。


iOS側ではSugarSyncのiOSアプリがバージョンアップしていた。今回のバージョンから画像の複数同時アップロードが出来るというのがウリのようだが、元々出来ていなかった方がおかしいのであって、あまり自慢出来るものではない(ただしJPEG形式に変換される。DropboxはPNG形式のまま)。
Sugarsync01


インストール直後のメッセージ画面にバージョンアップの内容と「バグは嫌いですか?私たちも同じです。これらの多くのバグを修正しました。」と書いているが、iPadでは位置情報サービスにSugarsyncが表示されなかった。位置情報サービスをオンにしないと画像ファイルのアップロードが出来ないが、その位置情報サービスをオンにすることが出来ないのだ。
早速バグである。
Sugarsync02


一度SugarSyncアプリを削除してから再びiPadにインストールしたところ、位置情報サービスをオンにするか?という通常のダイアログが表示され、OKをクリックしたところアプリケーションが落ちた。またしてもバグである。
その後再び起動するとさすがに今度は正常に動作してくれる。
Sugarsync03


SugarSyncはMacのアプリケーションでも以前に苦労させられたし、現在のバージョンもアップデート直後はスタートアップダイアログしか表示されずに難儀させられた(SugarSync関連の設定ファイルを削除してからログアウト・ログインしたら管理者パスワード入力が表示されて、正常に動作するようになった)。
アプリケーションサイズ(Mac用)もDropboxが32MB程度なのに対してSugarSyncは113MBと機能からしたらムダに大きい印象があるなど、ソフトウェアのレベルは低い様に感じる。
ただし共有フォルダはデスクトップアプリケーションで簡単に設定できるなど、他に比べると使いやすい。

Dropboxも全く問題が無いわけではなく、ファイアウォーウルを有効にしていると起動のたびに(ログインのたびに)認証するかどうかのダイアログが表示される…手動で受信接続を許可しているにも関わらず。これがアプリの作りに起因するのかファイアウォールの仕様に起因するのかは不明。
Dropbox01


ちなみにDropboxとPogoplugはファイアウォールで受信接続のダイアログが表示されるが、SugarSyncは表示されない。つまり他の2つはプッシュ型で同期しているのに対して、SugarSyncはプル型で同期しているということになる。だから一方のデバイスでMagic Briefcaseを変更しても別のデバイスのMagic Briefcaseに反映されるまで若干のラグがあるし、短い間隔で変更が発生していないかサーバーに確認するパケットを出力しているようだ。

上記の違いから、複数デバイスでほぼ同時に作業するような時(例えばMacBook Proで壁紙を作成しながらMacBook Airで確認する等)はDropbox、大容量のファイルを他人と交換するときにはSugarSync、iTunes Libraryやデータのバックアップおよび外出用ドライブとしてPogoplugとそれぞれ用途に応じて使い分けている。

iCloudがリリースされて早半年近くが過ぎようとしている。DropboxやSugarSync等のストレージ系のクラウドサービス(Pogoplugもどうやらこの方向にシフトしつつあるようだ)は差別化と利便性をアピールするために様々な機能追加をしていくことになるだろう。

[追記]
アクティブコピー(バックアップ)の仕様が変更になっており従来PogoplugのWeb上で設定したバックアップ*が正常に動作しないこと、新バージョンのクライアントソフト上で同期を実行すると動画などがトランスコードされてしまうことからMacBook Proは旧バージョンに戻した。
元のバージョンに戻すとバージョンアップの通知がログインの際等の一定間隔で表示されて邪魔なので、Hands Off!でupgrade.pogoplug.comへの通信を遮断することでメッセージを表示しないようにした。

続きを読む "Mac用PogoplugアプリケーションとiOS用Sugarsyncアプリがバージョンアップ"

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2011年4月13日 (水)

Pogoplugのクライアントソフトがメジャーバージョンアップ

フォーラムで先行公開されていたPogoplugのクライアントソフトが、予告どおり2.5.5から3.0.1にバージョンアップされた。
※本体のファームウェアは2.5.7のまま。

従来のクライアントソフトは単体のアプリケーションだったが今回のバージョンではインストールパッケージの形態となり、インストールするとシステム環境設定に追加される(Windowsの場合はコントロールパネル)と同時に、アプリケーションフォルダにPogoplugというフォルダが作成されてその配下にセットアップウィザードアプリと本体アプリが格納されるようになった。
注意しなければならないのはMacFUSEが自動的に削除されることだ。MacFUSEはParallelsでも使っていて決してPogoplugだけのものではないので、余計なお世話である。

Mac版ではこれまでMacFUSE経由でアクセスしていたため32ビット環境でしか使用出来なかったが、今回のバージョンからはMacFUSEを使用しなくなったため64ビットカーネルで起動していても利用できるようになった。

また、Pogoplugに接続しているHDD以外に、クライアントソフトがインストールされているMac上のローカルフォルダに対してもiOSアプリ版のPogoplug(現在のバージョンは4.1)とWebからアクセスできるようになっている(何故かPogoplugドライブ内からはアクセス出来ない)。
Ios    Web    Pogodrv
※WindowsのPogoplugドライブからは見ることが出来るが、日本語は文字化けする。
Win

家のMacやPCが起動していることが条件となるが、基本的に家にある全てのデータに対して外出先からアクセスできることになった。

インストール後のセットアップウィザードはデフォルトで以下の設定となっている。
Setup

また、システム環境設定から追加したり、リモートアクセス機能をオフにすることも出来る。
Prefs

今回から$29の有償オプションが追加されている。
このオプションを購入すると動画や音楽のストリーミングサービスが利用できるようになるらしい。
セットアップウィザードでもコードを入れる欄があるが無視して大丈夫。後から購入してシステム環境設定から入力することも可能。

追記
Pogoplugの機器を購入しなくてもソフトウェアをインストールしてアカウントを新規登録すれば、ローカルコンピュータの共有機能は使用出来る。
セットアップウィザードで「I am new to Pogoplug」でアカウントを作成出来る。
機器を購入前にソフトウェアをインストールして使い勝手を試すのもいいかもしれない。

 

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2011年2月27日 (日)

海外購入のPogoplugを日本サーバーに接続

U.S.から購入したPogoplugだが、サポートに日本のサーバに繋いで欲しいとメールしたら設定を変えてくれた。
依頼してから3日ぐらいだろうか。メールで設定を変えたという連絡はそれからさらに3日ぐらいしてからだったが。
ちなみにサポートには英語で連絡したが、回答は日本語で送られてきた。

接続先は購入時に本体に設定されているために、自分では設定が出来ない。
逆に言えばサーバ側から本体の設定を書き換えたことになるのであまりいい気はしないが、元々ファームウェアのバージョンアップも遠隔からプッシュで行われるので何らかの方法があるのだろう。

ListServicesで確認したところ、接続先はhttp://jp-pm1.pogoplug.comと日本サーバらしいものになっていた。

基本的にFOMA経由で外から繋いでいるので爆発的に速くなったという感じはしないが、精神衛生上は少し気持ちいい。

こういうフットワークの軽いサポートがいつまで続けてもらえるだろうか。


 

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2011年2月 9日 (水)

LANでPogoplugへのアクセスが遅い場合の確認方法

LAN上でPogoplugへの転送速度が遅い場合は、以下の方法でアクセス状況を確認出来る。

my.pogoplug.comにログインした後、http://my.pogoplug.com/svc/api/xml/listServicesにアクセスすると動作状況がxml形式で表示される(IEかFirefoxのみ、Safariではタグが表示されない)。
apiurlには端末からアクセスしているアドレスが設定されている。LAN内で使用している場合はここにIPアドレスが表示されるが、外からの場合は...pogoplug.comなどの外部URLが表示される。

LAN上で接続している場合:http://192.168.0.1…
192.168.0.1の部分はPogoplugにDHCPから割り当てられているIPアドレス

外部サーバ経由で接続している場合:http://pm1.pogoplug.com…
pm1.pogoplug.comは接続しているPogoplugサーバのアドレス

外部URLが表示されている場合は端末のルーティングがおかしいので、ルーティングを確認する。

MacOSの場合、ルーティングの確認方法はネットワークユーティリティを起動してNetstatタブで[ルーティング情報テーブルを表示]で確認出来る。

ルーティングをスタティックに設定する場合はterminalからrouteコマンドを実行する(sudo)。
route add -net xxx.xxx.xxx.xxx(宛先のIP) gw xxx.xxx.xxx.xxx(ゲートウェイ) netmask metric 1 eth0(設定したいインタフェース)。

Windowsの場合はプロンプトからroute printで表示される。追加はroute addコマンド(MacOSとは若干文法が異なる)。

 

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2011年2月 3日 (木)

Pogoplug日本発売

Pogoplugの国内発売が決定した。
とりあえずPogoplugを使っていて気がついた仕様を記述。

  • IPアドレスなどのネットワーク設定は無い。貴補的にDHCPでアドレス等を設定するので、LAN内でDHCPサーバが必要(通常ならばルータでOK)。
  • インターネットとの通信はUDPの4365を使用するために当該UDPを開けておく必要がある(通常のルータ製品のセキュリティならば開いていると思う)。
  • デフォルトでは通信は暗号化されていないが、設定で暗号化が可能。ただしレスポンスは低下。
  • LANインタフェースはGigabit。LAN内であればサーバを経由せずに直接通信する。ただしサーバ経由で認証は行われるので、SMBやAFPのインタフェースで開くことは原則出来ない(Pogoplug Drive経由のみ)。
  • PogoplugのサイトやWebインタフェースは日本語化されているが、ローカルドライブとして使用するためのアプリケーションは日本語化されていない(バージョン2.5.5)。
  • MacOSのTimeMachine先としては使用できない(アプリケーションでディスクのように見せかけているので、ローレベルのHDDとしては認識されない。当然ディスクユーティリティなどにも表示されない)。
  • iTunesのライブラリを置くことは出来るが、iTunes自体の仕組みでLibraryファイルの書き込みが頻発する。特にライブラリサイズが大きい場合はレスポンスが悪くなる。安定した回線が必要(これはローカルドライブにライブラリを置くことが前提となっているiTunesの作りの問題で、他のNASでも同様だろう。なにしろ自社のAirMac ExtremeでさえiTunesライブラリを格納出来るとは一言も書いていないのだから)。
  • HFS+とFAT32それぞれでフォーマットされたディスクを2個接続しているが、フォーマットの違いによるI/Oの差は気にならない(このように接続するドライブのフォーマットは混在が可)。
  • サポートしているフォーマットは、HFS+、NTFS、FAT32、ext2、ext3。exFATは対応していない。FAT16は対応しているようだが、最近のディスク容量ではそもそも使う意味がほとんどない。
  • 同一LAN内に複数のPogoplugを設置することが出来そう(やったことはないが、追加画面はある)。
  • USBポートは電源が供給されているのでポータブルHDDならばつなぐだけで使用出来る。
  • ファームウェアは配信による更新のため、自分で更新することは不可

基本的には深く考えて使うものではなく、手軽に使う製品。ただし、OpenPogoなどに入れ替えて遊ぶことが出来る(要Linuxスキル)。
24時間のサポートデスクが開設されるようだが、そもそも通常ならばサポートなど必要ない。
英語版に挿入されている手順書には、
1.LANケーブルを挿す。
2.電源を入れる。
3.USBディスクをつなぐ。
4.Pogoplug.comにWebブラウザからアクセスしてアクティベート(メールアドレスとパスワードを登録)。
本当にこれだけしか書いていない。
Pogoplugのサイトでアクティベートを使用とすると、上記の手順が図入りで入っている。

前面のLEDは、正常に動作していれば緑。オレンジの場合は異常(大抵の場合は、DHCPでアドレスが取得出来ていないか、ネットワークケーブルの接続が不安定の場合だろう)。
LEDが緑に点灯していないとアクティベートが出来ない。

付属品(英語版)は本体・電源ケーブル、LANケーブル(1m程度)、上記手順を書いた1枚紙、これだけ。


 

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2011年2月 2日 (水)

外付けハードディスク(Transcend TS500GSJ25M)を増設

Pogoplugを導入したことでデータを自宅・外出先のいずれでも簡単に共有することが可能となったので、外付けのハードディスクを増設することにした。
使い方としては、作成したデータをその外付けにコピーし他のパソコンや外出先から使うことになる。
場合によってはPogoplugから取り外してMacBook Airと一緒に持ち出したり、外出先のパソコン=Windows(世間では大多数はWindows)に接続してデータのやり取りにも使いたい。

Amazonでは2TBのハードディスクが1万円を割っている(2011/2/1時点)がそこまでのデータは無いし、そのサイズのドライブは故障時にはそれだけの量のデータを消失することになるので避けたい(大きいサイズのディスクにはそれ相応のリスクがあるし、かえって使い勝手が悪いものだ)。
また、上記の使い方のとおり持ち運ぶことを考慮すると自然と2.5インチのポータブルドライブになる。

現在、2台のポータブルHDDを使用している。
1台は以前購入した320GBのもので、これはMacBookのTimeMachine先となっている。これはMacBookにほぼ常時接続。
もう1台はMacBookの内蔵ディスクを750GBに交換した際に余った500GBを転用したもので、これはiTunesライブラリのバックアップ(シンクロコピー)となっている。オリジナルと同期しているフルコピーなので、そのままPogoplugに接続してWindowsやiPod touchなどから参照している。
(容量320GBのHDDが容量750GBのMacBookのTimeMachineドライブとして使えているのは、iTunesのライブラリを含んでいないから)

今回選んだドライブはTranscendの500GB(StoreJet TS500GSJ25M)。
筐体はプラスチックで振っても音がしないので、ディスクはしっかりと固定されているようだ。また特徴として写真の色のシリコンカバーに入っている。このシリコンカバーが緩衝材の役目をするので対衝撃性もそこそこあるだろう。このカバーのせいで若干かさばるが、特に気にするほどではない。

内蔵されているドライブはSumsong製のHM500JI で5400rpmの8MBキャッシュと標準的な仕様だ。7200rpmのドライブになると電源面でデメリットとなる割りには速度はそれほど変わらないので(そもそも速度を追求する使い方はしないので)、これでOK。
製品には電源供給用に二股のUSBケーブルが付属しているが1口だけで十分動作する。それにMBAはUSBポートが左右に分かれているので、両方を挿すことはそもそも不可能だ。

値段も内蔵のベアドライブが5,000円弱なところ、5,780円(2011/2/1現在)と1,000円増し程度でリーズナブル。

ディスクはあらかじめFAT32でフォーマットされており、Windows用のユーティリティが格納されている(付属品にCD-ROM等はない)
Windowsパソコンでユーティリティを設定しておけば本体のボタン1つでバックアップが動作する仕組みになっているが、MacOSは対象外。

問題となったのはドライブをどのフォーマットで使用するかだ。
MacOS、Windows、Pogoplugの3つでのフォーマットのサポート状況は以下のとおり。

PogoplugがexFATをサポートしていれば良かったのだが、残念なことに現時点ではサポートされていない。
他の人のWindowsで使用することを考えるとドライバのインストールが必要なHFS+, ext2/ext3は対象外となる。
残りは、FAT32にするかMacでNTFSへの読み書きが出来るようにするかだ。
追加ドライバを必要としないでアクセス出来るのはFAT32だが、ファイルサイズの制限がある。現時点でiTunesに登録している動画で4GBを超えているものはないので、FAT32でも問題はない。
ファイルシステム系のドライバにサードパーティやパブリックドメイン系のソフトウェアを使用するのはあまり好みではないので※、当面はFAT32で使ってみることにした。しばらく使ってみて問題があれば考えることにする。

 HFS+FAT32exFATNTFSext2/ext3
MacOS
Windows XP
Pogoplug (Linux) 
○:サポート、△:制限あり、□:追加ドライバ等が必要



 

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2010年12月19日 (日)

Pogoplugでクラウド

Pogoplugを購入した。

本製品は一言で言えばNASサーバだ。
LANケーブルでネットワークに接続してUSBポートにHDDを接続すれば、LAN上でもインターネットからでも「ローカルディスクのように」使用することが出来る。

パッケージを開けると本体と電源ケーブル・LANケーブルの一式に、保証書とアクティベートしろと書いた紙が1枚入っているだけだ。

紙に書いてあるサイトにブラウザでアクセスして、図のとおりに電源とLANケーブル・HDDをつないでから前面のLEDが緑であることを確認したらメールアドレスとパスワードを入力する。
すると、入力したアドレス宛にメールが届くのでメール文中のアドレスにブラウザからアクセスすれば完了だ。

このとき注意するのはLAN内でDHCPをONにしておくこと。
本製品はLAN用の仕組みなので、クライアントから直接PPPoEでプロバイダに接続しているような場合は使えない。
LANポートが2つあるPCや増設したPCでは使用出来るが、クライアントでDHCPサーバを設定したりルーティングを設定したり面倒である。それならばルータを導入した方が簡単だ。
※コンシューマ向けのルータはデフォルトでDHCPサービスがONになっていることがほとんどだろう。

ブラウザからアクセスするには先に入力したメールアドレスとパスワードでログインすれば良い。これだけでブラウザからファイルのアップロード・ダウンロード・各種設定が可能になる。
ファームウェアはどうやら自動的にアップデートされるようだ。逆に言えば手動でコントロールすることは出来ない。

サイトからアプリケーションをダウンロードしてインストールすればローカルドライブのように利用することが出来るが、BIOSレベルで認識しているわけではないので厳密な意味ではローカルドライブではない。そのためドライブフォーマット等は出来ないし、MacOSの場合はディスクユーティリティから認識出来ない。
また、現時点ではネイティブ(購入時のシステム)の状態でPogoplug上のドライブをTimeMachineのバックアップ先ディスクに選択することも出来ない。
※ユーザフォーラムのアンケートでは機能追加要望が一番多いようだ。

注意しなければならないのはMacOSのゴミ箱機能も使えないことだ。Pogoplug上のファイルをゴミ箱にドラッグドロップすると、そのまま削除されてしまう。
※Windowsではゴミ箱機能が有効である。

対応しているフォーマットはNTFS、FAT32、Mac OS 拡張フォーマット (HFS+)、EXT-2/EXT-3ということで、Windows、MacOS、Linuxのフォーマットに対応している。

USBポートは4つ装備しているので、MacBookでフォーマットしたHFS+のジャーナル有りのドライブを2台接続してみた。

Pogoplugのアプリケーションでmulti-drive modeのチェックを外すと、デスクトップにはシングルドライブとして表示され、接続されているUSBのHDDはそれぞれフォルダとして表示される。

Pogoplug01


Pogoplug01


Pogoplug01

ブラウザの設定画面からフォルダ単位で共有することも出来る。
他の人から共有されているフォルダは「Files shared withe me」フォルダに表示される。そのため共有されていない場合はこのフォルダにはアクセス出来ない。
本製品は日本では発売されていないため、当面はこの共有機能を使うことはないだろう。
Pogoplugのサイトは一部日本語化されているので-設定画面も日本語化されている-近いうちに日本でも発売されるかもしれないが、日本語ページだと設定画面等で挙動が怪しいので当面はまだ英語ページで操作することにした。

またiPod touch/iPhone用のAppも提供されている。
Appからアクセスして音楽や動画を再生することが出来る。ただし、対応しているのはDRM無しのファイルのみ。

すでに光ポータブルを使用しているにも関わらず先日の記事のようにWiMAXを気にしているのは、このPogoplugを高速で使いたくなってきているからだ。
理想はiTunesのライブラリをPogoplug経由でMBAから利用出来るとベスト。
電波状況が良好な場所でならばFOMA回線でもQuitkTimeで動画(iPod touch用に1Mbps程度に落としてある)がスムーズに再生出来ることが確認出来ているが(ただし最初のバッファリングに時間が掛かる)、iTunes経由だと処理が重くなってカクカクしてしまう。

ネイティブではカスタマイズの余地は少ないが、本製品は手軽に使えることこそが一番のウリだろう。もちろん自宅のデータに対してネットからアクセスするのだから、パスワードを複雑なものにするなどのセキュリティには気を配る必要がある。
Amazonでは$70前後(WiFi機能付きのPro版もあるが、こちらは無線の認可が日本ではとれていないので法律上日本国内では使用不可)で入手することが出来るが、そこそこ送料が掛かる。

Pogoplug自体はLinuxで動作しておりOpenPogoなどのパッケージで書き換えれば機能拡張も出来るようになるが、それはいずれ試してみることにする。


 

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